小規模事業者持続化補助金の採択率が過去最低の37.2%に
2024年8月8日に発表された第16回小規模事業者持続化補助金の採択結果は、多くの事業者にとって驚きと不安をもたらしました。今回の採択率は37.2%と、過去最低の水準となりました。(2020年の第一回公募以降最低の採択率)
<採択率の推移>
申請数 | 採択数 | 採択率 | |
第1回 | 8,044 | 7,308 | 90.9% |
第2回 | 19,154 | 12,478 | 65.1% |
第3回 | 13,642 | 7,040 | 51.6% |
第4回 | 16,126 | 7,128 | 44.2% |
第5回 | 12,738 | 6,869 | 53.9% |
第6回 | 9,914 | 6,846 | 69.1% |
第7回 | 9,339 | 6,517 | 69.8% |
第8回 | 11,279 | 7,098 | 62.9% |
第9回 | 11,467 | 7,344 | 64.0% |
第10回 | 9,844 | 6,248 | 63.5% |
第11回 | 11,030 | 6,498 | 58.9% |
第12回 | 13,373 | 7,438 | 55.6% |
第13回 | 15,308 | 8,729 | 57.0% |
第14回 | 13,597 | 8,497 | 62.5% |
第15回 | 13,336 | 5,580 | 41.8% |
第16回 | 7,371 | 2,741 | 37.2% |
採択されるためのポイント
採択率が低下したとはいえ、適切な準備と戦略で採択される可能性を高めることができます。以下に、採択されるためのポイントをいくつかご紹介します。
- 経営計画書の充実: 経営計画書は審査の重要なポイントです。自社の強みや市場の特性を踏まえた具体的な計画を立てましょう。
- 申請書類の正確性: 書類の不備は不採択の大きな原因です。提出前に必ずチェックし、必要な書類が全て揃っていることを確認しましょう。
- 専門家のサポート: 補助金申請の経験が豊富な専門家に相談することで、申請書類の質を高めることができます。
今後の展望
今回の結果を受けて、多くの事業者が次回の申請に向けて準備を進めていることでしょう。次回の公募に向けて、早めの準備と戦略的な計画が重要です。暫くは低採択率の継続が予測されます。この低採択率の中で採択を勝ち取ることは容易ではありませんので、商工会議所や専門家と相談しながら進めることをお勧めします。
まとめ
小規模事業者持続化補助金の採択率が過去最低の37.2%となったことは、多くの事業者にとって厳しい現実です。しかし、適切な準備と戦略で次回の採択を目指しましょう。
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